みなさん。こんにちは。
また、フィルムカメラという新しい沼におぼれてみましたので、本日は購入したカメラのご紹介をしたいと思います。
今回購入したカメラは、“リトルニコン”の愛称で呼ばれている『Nikon EM』です。
わたし自身、フィルムはコンパクトカメラを昔使っていましたが、一眼レフタイプのカメラは使ったことがないので、これから使い方を調べながら学んでいく感じです。
まだ購入してから撮影には行けていないので、まず今回はカメラや購入に至った経緯などのご紹介までとなります。
新たなカメラの楽しみ方としてフィルムに興味がある方の参考に少しでもなればうれしいです。
なぜ、いまフィルムカメラなのか・・・??
まずフィルムカメラの購入経緯から。
私が今回フィルムカメラを買った理由は、端的にまとめると以下のとおりです。
1.最新デジタルカメラの高スペックを追いかけるのに疲れを感じた。
2.実際のフィルムの写真に興味があった。
3. 個性的で魅力のあるカメラが安く手に入る。
4.撮影そのものをもっと楽しみたい。
最近は、どのカメラもかなり性能がよくて、次からつぎへと新しい高機能・高画質のカメラが登場します。富士フィルムからもX-T4やX-S10などが登場し、手振れ補正、オートフォーカス、動画機能などなど、ほしい機能が満載です。 (ほんとうはα7ⅢやR6も気になっている。。)
一方で、カメラの機能がいくら進歩したとしても、ずっと昔から撮れる写真自体は変わっていなくて、良い写真とカメラのスペックはまったく関係ないと思っています。
それであれば、大枚はたいて高い最新のデジタルカメラを買うより、フィルムカメラを買って機械を触って撮影する感触やフィルム現像するまで写っているかわからない撮影のどきどきを楽しみたいと思うようになりました。
また、わたしは富士フィルムのX-T2ユーザーなので、普段使っているフィルムシミュレーションに設定されているPROVIAやVELVIAなどを実際にリアルなフィルムで使ってみたいという好奇心もありました。
あと、普段私がつかっているデジタルカメラはAPS-Cですが、フィルムカメラだと35mmフルサイズを味わえるというのもありました。
ただし、メインはあくまでデジタルカメラで、たまに気分やシチュエーションによってフィルムカメラを使うようなスタンスで楽しんでいければと思っています。
リトルニコン『Nikon EM』

今回、わたしが購入したのは、Nikon EMです。
このカメラは、 1980年に国内発売された35mmフィルム一眼レフカメラで、女性をターゲットにした小型のデザインからリトルニコンの愛称で親しまれてきたカメラです。
これまで、ニコンのカメラというと無骨で堅牢な男らしいデザインのイメージがありましたが、今回購入したNikon EMは、 ニコンがそうしたイメージを払拭して、誰にでも簡単に扱えて、女性にも受け入れらる小型で美しいデザインをコンセプトに発売した当時の画期的なカメラだったようです。
Nikon EMのデザインを担当したのは、イタリアの世界的工業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロさんで、 シンプルで無駄のないボディラインは、同時代のフィルムカメラの中でももっとも美しいレベルのものだったとのこと。
この ジョルジェット・ジウジアーロ さんがデザインしたものをネットで調べるとデロリアン、フォルクスワーゲン、マセラティ、フィアット、日産のマーチなど書ききれないくらい有名な車がずらり。
ニコンでは、F3以降のカメラを担当。F3には象徴的な赤いラインがデザインされていますが、F3以降のニコンのカメラには、この赤いラインが入るようになりました。EMはこの赤いラインは入っておらず、シンプルなデザインです。(個人的には赤い線がない頃のデザインの方がすきなのですが。。)
主なスペックは、以下のとおりです。
シャッター速度 | B、1秒〜1/1000秒 電子式(B、1/90秒は機械式) 縦走り金属幕フォーカルプレーンシャッター |
露出計 | TTL開放測光 SPD受光素子 |
露出 | 絞り優先AEのみ(バルブ・1/90秒は設定可能) |
ファインダー | 視野率約92% 倍率約0.86倍 |
マウント | ニコンFマウント |
今回、このカメラを選んだ理由は、小型でシンプルなデザインが気に入ったこと、絞り優先オートで簡単に撮影できることの2点です。
マニュアル撮影やシャッター速度優先オートはありませんが、最初のフィルムカメラなのであまり冒険せずに気軽に始められて、写真の失敗が少なそうなカメラを選びました。
中古カメラ店などで探しましたが、タイミング悪くみつからず、メルカリで 35mm F2.5 のレンズ付きで11,000円で購入しました。
メルカリでカメラを買うのは少し不安でしたが、しっかりとメンテナンスされていそうだったので、失敗覚悟で購入してみました。
リバーサルフィルム 富士フィルム『PROVIA100F』

今回、購入したフィルムは、富士フィルム『PROVIA100F』でございます。
富士フィルムのXユーザーである私には、PROVIAは、フィルムシミュレーションでいつもお世話になっているおなじみのフィルムです。
ただし、本物(フィルム)のPROVIAを使ったことはなかったので、実際には「はじめまして」が正しいことになります。
PROVIAを選んだ理由は、富士フィルムのカメラのフィルムシミュレーションで使っているPROVIAを本物のフィルムで使ってみたかったことと、リバーサルフィルムに興味があったことです。
ちなみに、リバーサルフィルムとは、別名ポジフィルムとも呼ばれているフィルムの種類です。
コンパクトカメラや写ルンですで昔家庭で使っていた35mmネガフィルムは、フィルムにした際に反転しまうタイプですが、リバーサルフィルムは反転しないで、写真そのまんまが映り込んだフィルムが出来上がります。
ネガフィルムみたいに反転しなくていいので、裏からライトボックスなんかで照らしてフィルムを眺めて楽しめるそうです。そして、色がとても綺麗だそうです。
うん。とても楽しみ!!!
ただし、ネガフィルムの場合は、現像するときに明暗度、階調などが調節できて、ラチチュード(諧調)も広いそうですが、リバーサルフィルムはラチチュードが狭く、後から調整できないので撮影したときの設定ですべてが決まるそうです。
なんか、むずかしそう。。
なので、今回は絞りフルマニュアルではなく、優先オートが使えるNikon EMを買ってみました。撮影するのが楽しみです!
Velviaもつかってみたい。
実際にフィルムを入れてみる。
はい。こいつがPROVIA100Fです。はじめまして。

左の巻き戻しノブを引き上げて裏ぶたを開きます。

そして、手でフィルムをひっぱりだしてカメラにセットします。

そして、セットしたフィルムの種類、ISO感度、枚数などが分からなくなるので、フィルムの箱のふたを切り取って後ろの窓に差し込みます!

セッティング完成!!
X-PRO3の背面モニターにフィルムの種類が表示されるのをみて、リアルにやってみたかったやつです!! テンション⤴⤴

実際に手に触ってみて
まだ、フィルムを入れてみたところまでで、撮影をしていないので動作確認や写りについてはレビューできないのですが、カメラをもった時の機械を触っている感じやフィルムをセットするときのアナログな感じは、デジタルにない楽しさをすでに感じることができました。
最近、仕事が忙しいので撮影にいつ行けるのか予定が定まりませんが、近いうちに撮影してフィルムを現像したら、またレビューしてみたいと思います。
それでは、また。
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